ニュースで学ぶ現代英語 24/5/28(火)-去年の落とし物 過去最多


ブログより抜粋

ニュースで学ぶ現代英語 24/5/28(火)去年の落とし物 過去最多
警察によると、落し物が2023年に最高記録に達した。
Police: Lost items reached record high in 2023

If you …, you are not alone. 直訳すれば「もしあなたが~なら、あなたは1人ではない」ですが、
「~する人は大勢いる、~の人はたくさんいる」という意味でたびたび使われます。
there are many people who …とするよりも、二人称(you)を使った語り口は聞き手の注意・関心を強く引き、身近に感じさせます。
you 以外を主語にすることもよくあり、If she’s feeling empty, she’s not alone.「むなしく感じている人は彼女のほかにもたくさんいる」
動詞 loseは、lose-lost-lostと不規則に変化します。ここでのloseは「無くす、失う」という意味です。
police、-sが付いていなくても複数形として扱われます。そのため、動詞も says ではなくsayで受けています。
one million「100万」なので、30 million「3,000万」
lost item「紛失物、落とし物」
鉄道の駅や大型の公共施設などにある「遺失物取扱窓口」は、アメリカ英語では lost and found と呼びます。
turn in「(警察など行政機関に)届ける、届け出る」、「(不審人物や容疑者などを警察に)突き出す、連れて行く」
例えば、I hesitated to turn him in to the police.なら「私は彼を警察に突き出すのをためらった」
turn oneself in と言えば「自らを突き出す」つまり「出頭する、自首する」
turn in ほかにも「(宿題や報告書などを)提出する、内側に曲げる、中に入る・入れる」、さまざまな意味があります。

去年1年間に全国の警察に届けられた「落とし物」の数は2979万7068点で、これまでで最も多くなったことが分かりました。このうち、現金は228億4568万8596円で、こちらも過去最多になりました。落とし物の中には動物も含まれていて、警察が対応に苦慮しているケースもあります。警察庁によりますと、去年、落とし物として全国の警察に届けられた動物は2万5535匹でした。
(The number of “lost and found” items reported to police nationwide during the last year was 29,797,068, the highest number to date. Of this amount, 22,845,688,596 yen was in cash, also a record high. Some of the lost and found items include animals, which the police are having a hard time dealing with. According to the National Police Agency, 25,535 animals were reported to the police nationwide as lost property last year.)


National Police Agency 日本の「警察庁」の英語名
1つ目の that は、前のセンテンスの nearly 30 million を指しています。
the most 名詞で、「最大数、最大量、最高額、最大限度」、ここでは「最大数」
it’s ever seen の it は、the National Police Agency を指しています。
「これまでで最大、最高、最も~、これまでで初めて」と言うときは、
it’s (it has) ever seen のように、完了時制(have/had+過去分詞)を使うと意味が明確になります。
例えば This is the first time that the hospital has admitted making a mistake.「その病院が間違いを犯したことを認めたのは、(これまでで)これが初めてのことです」
since data began、since data began being collected「データが収集され始めて以来」
a 3 million item increase「300万点の増加」で、ひとまとまりの名詞句になっています。このフレーズの中で item は形容詞の働きをしていますので、複数形にはしません。
compared to -, 「~と比べて」です。compared to …に代えて、over や from を使うこともできます。
foot traffic、直訳すると「足の交通量」ですが、「人の往来、通行人の数、徒歩による交通量」、「客の出足、客足」
post- 「~後の」を意味する接頭辞です。post-war(postwar)なら「戦後の」、postgraduate 「大学院の」、post-retirement(post retirement)なら「定年後の」
post-pandemic「パンデミック(の)後」
ここでは特殊な使われ方をしていて、前置詞と同じ機能を果たし、after the pandemic と同じ意味になります。
他にも例えば、The patient was discharged five days post-surgery.「その患者は術後5日目に退院した」
I decided to take a year off to travel the world post-graduation.「私は卒業後、1年間休みをとって(就職せず)世界を旅することにした」
ただし、この用法は文章によっては硬く聞こえることがあります。
COVID-19 、2019年に発生が初めて確認された「新型コロナウイルス感染症」で、coronavirus disease 2019 から来ている名称です。
restriction「制約、制限」、COVID-19 restrictions「新型コロナ下での(行動)制限、新型コロナによる規制」
lift「解除する」
制約(restriction)や禁止(ban)、制裁(sanction)などを「課す」にあたる代表的な単語は imposeですが、
反対の「解除する」にあたる代表的な単語が lift
nationwide「全国的に」 -wide「~全体で、~中で」
例えば、citywide 「市全域に」、worldwide 「世界中で」、companywide 「全社的に」
wireless「ワイヤレスの、無線の」
mobile「携帯用の」という形容詞です。ちなみに、名詞の mobile 「携帯電話」
大きく分けて、外耳道(耳の穴)の外につけるタイプのイヤホンを ear phones(earphones)、
reusable「再利用できる」で、reusable shopping bag「再利用可能な買い物袋」はいわゆる「エコバッグ」のことです。
ちなみに、スーパーで買い物をしたときに受け取る「レジ袋、ビニール袋」は、一般的には plastic bag、「ビニールシート」plastic sheet
forget「(持って移動するのを)忘れる、置き忘れる」という意味です。
ただし置き忘れた場所を明示する場合は、I left my keys on my desk.「鍵を机の上に置き忘れた」のように、forget よりleave を使うのが一般的。
カンマの後の they 、electronic devices「電子機器」
misplace「置き忘れる、無くす」と
encourage「励ます、勇気づける、働きかける、勧める」
名詞 courage「勇気」に「~の状態にする」を意味する接頭辞 en- が付いた単語。
encourage A to -「Aに~するよう働きかける、奨励する」
file a report「報告書を提出する」
file「(告訴・苦情・請求・申請・嘆願などを正式に)提出する」
file a complaint「苦情を申し立てる、告訴する」、file a lawsuit「訴訟を起こす」、file a petition for -「(裁判所などに)~を申請する」
「実現する」という意味もあるr ealize ですが、ここでは「気付く」という意味です。

もしもあなたがこれまでに何かを無くしたことがあるならば、日本で、あなただけではありません。
If you have ever lost something in Japan, you are not alone.

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