ラジオ英会話 25/1/8(水)L183 名詞十節(同格節)-1
「同格節」は、名詞の意味を詳しく説明したり、補足するために用いられる節のことです。英語では主に that節 を使います。同格節は、先行する名詞と同じ内容を補足的に述べる役割を果たします。
以下に例文と解説を挙げます:
1. 基本構造
同格節は通常、that で始まり、先行する名詞の内容を詳しく説明します。
例文:
The idea that we should recycle more is becoming popular.
(私たちがもっとリサイクルすべきだという考えが広まってきている。)
The idea(考え)が先行する名詞で、that we should recycle more が同格節としてそれを詳しく説明しています。
2. 使われる名詞
同格節は特定の抽象的な名詞と共に使われることが多いです。以下はよく使われる名詞の例です:
fact(事実)
idea(考え)
belief(信念)
news(ニュース)
possibility(可能性)
rumor(噂)
truth(真実)
例文:
The fact that he arrived late annoyed everyone.
(彼が遅れて到着したという事実が皆を苛立たせた。)
There is a possibility that it will rain tomorrow.
(明日雨が降る可能性がある。)
3. 先行する名詞との関係
同格節は先行する名詞と内容的に一致し、名詞の意味を補足的に説明します。このため、先行する名詞を削除しても文の意味が伝わる場合があります。
例文:
I heard the news that she got married.
(彼女が結婚したというニュースを聞いた。)
that節なし:
I heard the news. (ニュースを聞いた。)
ニュース自体の具体的な内容は分からなくなりますが、文として成立します。
4. 同格節と関係詞節の違い
同格節: 名詞の内容を補足する。
関係詞節: 名詞を限定する(どの名詞かを特定する)。
例文(比較):
I heard the rumor that she is leaving the company.
(彼女が会社を辞めるという噂を聞いた。)← 同格節(噂の内容を説明)
I met the person who told me the rumor.
(その噂を私に話した人に会った。)← 関係詞節(人を特定)
5. 同格節が導く誤解の例
注意点として、同格節は that から始まるため、関係詞節と混同しないようにすることが重要です。
例文:
The decision that he made was correct.
(彼が下した決定は正しかった。)← 関係詞節(どの決定かを特定)
The decision that he should resign surprised everyone.
(彼が辞任すべきだという決定は皆を驚かせた。)← 同格節(決定の内容を説明)
練習問題:
以下の文で同格節を見つけてみてください。
The idea that learning English is important is widely accepted.
There is no doubt that she will succeed.
I support the belief that everyone deserves equal rights.
答え:
同格節: that learning English is important
同格節: that she will succeed
同格節: that everyone deserves equal rights