ブログ記事より抜粋
ラジオビジネス英語 25/10/17(金) I1P3 Leonard Slatkin レナード・スラットキン
mention /ˈmenʃən/ 言及する
inherit /ɪnˈherɪt/ 受け継ぐ
associated with /əˈsoʊsieɪtɪd wɪð/ ~に関連した
context /ˈkɒntekst/ 文脈、背景
distinctive /dɪˈstɪŋktɪv/ 独特の、特有の
quality /ˈkwɒləti/ 特質、性質
style /staɪl/ スタイル、様式
important /ɪmˈpɔːtnt/ 重要な
understand /ˌʌndərˈstænd/ 理解する
make a parallel /meɪk ə ˈpærəlel/ 比喩的に比較する
business world /ˈbɪznɪs wɜːrld/ ビジネス界
run a company /rʌn ə ˈkʌmpəni/ 会社を経営する
competition /ˌkɒmpəˈtɪʃn/ 競争
basically /ˈbeɪsɪkli/ 基本的に
no matter who /noʊ ˈmætər huː/ 誰が~しようとも
have a job to do /hæv ə dʒɒb tə duː/ 果たすべき役割がある
detail /ˈdiːteɪl/ 細部
processor /ˈprəʊsesər/ プロセッサー、処理装置
essentially /ɪˈsenʃəli/ 本質的に
violin /ˌvaɪəˈlɪn/ バイオリン
trumpet /ˈtrʌmpɪt/ トランペット
influence /ˈɪnfluəns/ 影響
gradually /ˈɡrædʒuəli/ 徐々に
learn /lɜːrn/ 学ぶ
find one’s voice /faɪnd wʌnz vɔɪs/ 自分の表現を見つける
woodwind /ˈwʊdwɪnd/ 木管楽器
instrument /ˈɪnstrəmənt/ 楽器
metal /ˈmetl/ 金属
string /strɪŋ/ 弦、弦楽器
heart of /hɑːrt əv/ ~の中心・核心
section /ˈsekʃn/ 部門、区分
band /bænd/ 吹奏楽団、バンド
school of thought /skuːl əv θɔːt/ 学派、思想流派
Europe /ˈjʊərəp/ ヨーロッパ
States (the U.S.) /steɪts/ アメリカ合衆国
bring /brɪŋ/ 持ってくる、もたらす
sound /saʊnd/ 音、響き
orchestra /ˈɔːrkɪstrə/ オーケストラ
example /ɪɡˈzæmpl/ 例
influence of musicians /ˈɪnfluəns əv mjuːˈzɪʃənz/ 音楽家たちの影響
special example /ˈspeʃl ɪɡˈzæmpl/ 特別な例
made in Japan /meɪd ɪn dʒəˈpæn/ 日本製の
different from /ˈdɪfrənt frɒm/ ~と異なる
柴田:
著書『クラシカル・クロスロード』の中で、客演指揮者はそのオーケストラの音楽監督に関連する「音」を受け継ぐべきだと述べられていましたね。
その文脈で、NHK交響楽団の独特な特徴やスタイルについてお話しいただけますか?
レナード・スラットキン:
重要なのは、ここでビジネスの世界にたとえて考えることだと思います。
たとえば、もしあなたがコンピュータを作る会社を経営しているなら、同じようにコンピュータを作る多くの企業と競争しています。
でも、誰が経営していても、コンピュータというものは基本的に同じものですよね。(その通りです。)
果たすべき仕事があるだけです。では、なぜあるコンピュータが他と違うのか?それは細かな点の違いです。
キーボードの感触かもしれないし、プロセッサーかもしれない。いろいろな違いがあるけれど、本質的には同じものです。
オーケストラもそれと似ています。バイオリンやトランペットなどの数はどこでも同じです。
メンバー構成も似ています。では、何が一つのオーケストラを他と違うものにしているのでしょう?
NHK交響楽団はとても特別な例です。
私が初めて日本に来た1980年代初頭には、日本はまだ外国出身の音楽家たちの影響下にありました。
ですが現在、NHK交響楽団には、外国出身の音楽家はもうほとんどいないと思います。
おそらく、ほとんど全員が日本人でしょう。
では何が変わったのか? 音楽家たちは、かつて来日していたヨーロッパの音楽家から必要なことをすべて徐々に学び取り、
オーケストラとして自分たちの「声(=個性)」を見つけたのです。
たとえば木管楽器では、楽器そのものが日本製であることが多い。
それが音に違いをもたらします。木の種類も違うし、金属の種類も異なります。だから特別な音が生まれるんです。
そして、弦楽器 ― オーケストラの「心臓部」といえる弦セクション ― が、バンドとオーケストラを分ける大きな要素です。
弦楽器の奏者たちは、ヨーロッパやアメリカ、あるいは日本で学んだ人たちが混在しており、
それぞれが異なる考え方を持ち寄っているのです。