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Enjoy Simple English 25/8/6(水)Finding Home Again 25年目の帰郷


Enjoy Simple English 25/8/6(水)Finding Home Again 25年目の帰郷
accidentally /ˌæksɪˈdentəli/ 誤って、偶然に
separate /ˈsepəreɪt/ 分ける、離れさせる
original /əˈrɪdʒənl/ 元の、最初の
get lost /ɡet lɔːst/ 迷子になる
village /ˈvɪlɪdʒ/ 村
panic /ˈpænɪk/ パニックになる
nearby /ˌnɪəˈbaɪ/ 近くの
adopt /əˈdɒpt/ 養子にする
take care of /teɪk keə(r) əv/ 世話をする
memory /ˈmeməri/ 記憶
clear memories /klɪə ˈmeməriz/ 鮮明な記憶
Google Earth /ˈɡuːɡl ɜːθ/ グーグルアース(地図サービス)
railroad /ˈreɪlrəʊd/ 鉄道
hometown /ˈhəʊmtaʊn/ 故郷
water tank /ˈwɔːtə tæŋk/ 貯水タンク
internet map /ˈɪntənet mæp/ インターネット地図
childhood /ˈtʃaɪldhʊd/ 子供時代
chain /tʃeɪn/ 鎖
hug /hʌɡ/ 抱きしめる
someday /ˈsʌmdeɪ/ いつか
be taken to /bi ˈteɪkən tuː/ ~へ連れて行かれる
live on the streets /lɪv ɒn ðə striːts/ 路上で生活する
be together again /bi təˈɡeðə(r) əˈɡen/ 再会する
understand the situation /ˌʌndəˈstænd ðə ˌsɪtʃuˈeɪʃn/ 状況を理解する

もしあなたが誤って家族と離れ離れになり、別の国に連れて行かれたらどうしますか? 元の家族を探そうとしますか? オーストラリアに住むある男性は、それを実行しました。何が起こったのか見てみましょう。
1986年、サルー・ブライアリーはインドの小さな村にある駅で迷子になりました。彼はまだ5歳でした。兄と一緒に駅にいましたが、突然はぐれてしまいました。サルーはパニックになり、近くにあった列車に乗ってしまいました。数日後、彼はカルカッタ(現在のコルカタ)という都市に到着しました。
故郷に戻ろうとしましたが、不可能でした。自分の名字や故郷の名前も知らなかったので、自分が誰なのか、どこから来たのかを人々に伝えることができませんでした。
数週間、路上で生活した後、彼は親のいない子供のための施設に引き取られました。その後、オーストラリアのスーとジョン・ブライアリー夫妻に養子として迎えられ、タスマニアで新しい生活を始めました。
スーとジョンはサルーを大切に育て、彼は幸せに過ごしました。しかし、インドでの生活を思い出すこともありました。とても幼い頃でしたが、母や兄の記憶ははっきり残っていたのです。
ある日、20代になったサルーは、友人から「Google Earthを使えば故郷が見つかるかもしれない」と言われました。そこで2006年に調査を始めました。
「まずはコルカタから出発して、鉄道をたどってみよう」と考えました。
列車には2日ほど乗っていた記憶があったので、故郷はコルカタから約1,200キロ離れていると推測しました。また、駅の近くに貯水タンクがあったことも覚えていました。インターネットの地図でそのタンクを探し続けました。
そして2011年、数年にわたる調査の末、故郷と思われる場所「カンドワ」をついに発見しました。
2012年初め、サルーはインドへ飛び、子供時代の家と思われる家を見つけました。しかし扉は閉ざされ、鎖がかかっていました。一瞬、「家族は皆死んでしまったのか」と思いました。
すると英語を話す男性が現れました。サルーは5歳のときの写真を見せ、「母を探している」と伝えました。男性は状況を理解し、彼を母のもとへ連れて行ってくれました。
「母の顔を見た瞬間、時が止まりました。」
サルーの母はすぐに彼が自分の息子だとわかり、二人は長い間抱きしめ合いました。母は、いつか失った息子が帰ってくることを信じ、村を離れることはありませんでした。
こうして、25年の歳月を経て、サルーは家族と再会したのでした。

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