ブログ記事より抜粋
Enjoy Simple English 25/4/15(火)World Exposition 万博
It’s time for Enjoy Simple English. 森崎ウィンです。
毎週火曜日はオリジナルのショートストーリーをお届けします。今日のお話
World Exposition 万博に行きたい女の子とお父さんの会話です。
ストーリーの中に出てくる英語で Mars は火星。Antarctica 南極大陸という意味です。では早速聞いてみましょう。
ここでクイズです。 おじいちゃんの代からコトハちゃんのおうちのお弁当店は毎年いつがお休みでしょうか?
Tick-tock, tick-tock.
答えは “We are only closed on the first three days of January.” 1月3が日と言っていましたね。あの、ちなみに僕このストーリー聞いてちょっと家で泣いちゃいました。 なんかほんと心が温まるストーリーでした。素敵でした。 それでは、See you tomorrow.
problem /ˈprɒbləm/ 問題
how many times /haʊ ˈmɛni taɪmz/ 何回
told /təʊld/ tell の過去形・過去分詞
preparing food /prɪˈpeərɪŋ fuːd/ 食事を準備している
talk to you /tɔːk tuː juː/ あなたに話す
what’s wrong /wɒts rɒŋ/ どうしたの?
classmate /ˈklɑːsmeɪt/ クラスメート
already /ɔːlˈrɛdi/ すでに
The Expo /ði ˈɛkspəʊ/ 万博(博覧会)
World Exposition /wɜːld ˌɛkspəˈzɪʃən/ 世界博覧会
started /ˈstɑːtɪd/ 始まった(startの過去形)
waiting /ˈweɪtɪŋ/ 待っている
deliver /dɪˈlɪvə/ 配達する
flying car /ˈflaɪɪŋ kɑː/ 空飛ぶ車
in the sky /ɪn ðə skaɪ/ 空に
remember /rɪˈmɛmbə/ 思い出す
bicycle tires /ˈbaɪsɪkəl ˈtaɪəz/ 自転車のタイヤ
flat (tires) /flæt/ 空気が抜けた
overseas pavilion /ˌəʊvəˈsiːz pəˈvɪliən/ 海外パビリオン
must-see /ˈmʌst siː/ 見逃せないもの
sustainability /səˌsteɪnəˈbɪlɪti/ 持続可能性
supermarket /ˈsuːpəˌmɑːkɪt/ スーパー
rock from Mars /rɒk frəm mɑːz/ 火星からの岩石
Antarctica /ænˈtɑːktɪkə/ 南極
in public /ɪn ˈpʌblɪk/ 公の場で
listening /ˈlɪsənɪŋ/ 聞いている
take me /teɪk miː/ 私を連れて行く
long weekend /lɒŋ ˌwiːkˈɛnd/ 連休
summer vacation /ˈsʌmə veɪˈkeɪʃ(ə)n/ 夏休み
closed /kləʊzd/ 閉まっている、休業している
ever since /ˈɛvə sɪns/ ~以来ずっと
finished /ˈfɪnɪʃt/ 終わった(finish の過去分詞)
keep it a secret /kiːp ɪt ə ˈsiːkrɪt/ 秘密にしておく
birthday /ˈbɜːθdeɪ/ 誕生日
happy /ˈhæpi/ 幸せな、うれしい
ticket /ˈtɪkɪt/ チケット
held /hɛld/ 開催した(hold の過去形・過去分詞)
same /seɪm/ 同じ
take a day off /teɪk ə deɪ ɒf/ 仕事を休む
🇯🇵 日本語訳
父さん、問題があるの。
「ことは、何回言った?食事を準備してる間はお店に入っちゃダメだよ。」
「分かってるけど、話したいことがあるの。」
「分かったよ。どうしたの?」
「山田くんのこと知ってるでしょ?クラスメート。彼、もう行ったんだよ。」
「どこに?」
「万博!」
「え、何?」
「大阪で開かれてる世界博覧会。この週に夢洲で始まったの。」
「それか。模型…。ことは、ランドセル持って上に行きなさい。お母さんが待ってるよ。」
「父さん!」
「なんだ?今お弁当作ってるんだよ。」
「30分以内に10個配達しないといけないんだよ。」
「山田くんが言ってたの。空飛ぶ車があったって。」
「え?」
「万博で見たんだって。空を飛ぶ車だよ。信じられる?飛ぶ車で配達できるんだよ。ブーンって!」
「今思い出した。自転車のタイヤに空気入れなきゃ。ペチャンコだよ。」
「父さん!海外のパビリオンのひとつが絶対に見たほうがいいって。アゼルバイジャンかウズベキスタンだったかな?とにかく、すごくかっこよくて、サステナビリティについて学べるって。」
「そうか。なあ、スーパー行くときに玉ねぎと卵買ってくれる?」
「それとね、火星から来た石があるんだって。それが1万年以上前に地球に来て、25年前に南極で発見されたんだよ。」
「ねえ、聞いてる?」
「その石、一般公開されるのは今回が初めてなんだよ。父さん、聞いてるの?」
「聞いてるよ。なんでそんなに万博の話をするんだい?」
「行かなきゃいけないの。」
「そっか。」
「今月じゃなくてもいいの。連休とか夏休みにでもいいの。朝でも夜でもいい。ただ、行きたいの!お願い!」
「お店はどうするんだ?」
「休みにすればいいじゃん。1月の最初の3日間しか休まないけど、それはおじいちゃんがこの店を開いて以来ずっとでしょ。」
「でも万博はその頃には終わっちゃうよ。」
「じゃあ、スーパー行ってくる。」
「分かったよ。友達と行くから。バイバイ。」
「何かできないのかな。」
「あなた。」
「彼女、すごく行きたがってるのよ。」
「心配しないで。もうチケット買ってあるから。」
「ほんとに?」
「父さんが1月以外で店を閉めたこと、一度だけあったの知ってる?」
「知らない。」
「1970年に、大阪で初めて万博が開かれた時にね。父さんが休みを取って、母さんと僕を連れて行ってくれたんだよ。」
「だから、僕も同じことをしようと思って。」
「なんで彼女に言わなかったの?」
「来週の誕生日に言うつもりなんだ。だから、それまでは秘密にしておいてね。」
「もちろん。ことは、絶対に喜ぶわ。」