ブログ記事より抜粋
Enjoy Simple English 25/10/24(金)The Kojiki – The Eight-headed Snake 『古事記』 ヤマタノオロチ
Amaterasu /ˈɑː.mə.təˌrɑː.suː/ アマテラス(日本神話の太陽の女神)
goddess /ˈɡɑː.dɪs/ 女神
the Sun /ðə sʌn/ 太陽
cave /keɪv/ 洞窟
all was well /ɔːl wəz wel/ すべてがうまくいった
violent /ˈvaɪə.lənt/ 激しい、乱暴な
brother /ˈbrʌðər/ 兄弟
angry with /ˈæŋɡri wɪð/ ~に怒る
leave the land /liːv ðə lænd/ 土地を離れる
above the sky /əˈbʌv ðə skaɪ/ 天の上(高天原)
land below the sky /lænd bɪˈloʊ ðə skaɪ/ 天の下の国(地上界)
Izumo /ˈiː.zʊ.moʊ/ 出雲(日本の地名)
chopsticks /ˈtʃɒp.stɪks/ 箸
floating down /ˈfloʊ.tɪŋ daʊn/ 流れてくる
river /ˈrɪvər/ 川
must be /mʌst biː/ ~に違いない
living up the river /ˈlɪvɪŋ ʌp ðə ˈrɪvər/ 川の上流に住む
small house /smɔːl haʊs/ 小さな家
sound of crying /saʊnd əv ˈkraɪɪŋ/ 泣き声
mountain god /ˈmaʊntən ɡɑːd/ 山の神
daughter /ˈdɔːtər/ 娘
named /neɪmd/ ~という名前の
why they were crying /waɪ ðeɪ wɜː ˈkraɪɪŋ/ なぜ泣いていたのか
snake /sneɪk/ 蛇
eats one each year /iːts wʌn iːtʃ jɪr/ 毎年1人ずつ食べる
cannot help ~ing /ˈkænɒt help/ ~せずにはいられない
very big /ˈveri bɪɡ/ とても大きい
head /hed/ 頭
tail /teɪl/ 尾
dripping with blood /ˈdrɪpɪŋ wɪð blʌd/ 血がしたたっている
bright red eyes /braɪt red aɪz/ 真っ赤な目
kill /kɪl/ 殺す
give me your daughter for my wife /ɡɪv miː jʊr ˈdɔːtər fɔːr maɪ waɪf/ 娘を妻にくれ
agreed /əˈɡriːd/ 同意した
save one’s life /seɪv wʌnz laɪf/ 命を救う
get ready /ɡet ˈredi/ 準備する
fight /faɪt/ 戦う
prepare /prɪˈper/ 準備する
strong sake /strɔːŋ ˈsɑːkeɪ/ 強い酒(日本酒)
fence /fens/ 柵
entrance /ˈentrəns/ 入り口
bowl /boʊl/ 椀、ボウル
make drunk /meɪk drʌŋk/ 酔わせる
lightning /ˈlaɪtnɪŋ/ 稲妻、雷光
flashed across /flæʃt əˈkrɒs/ ~に走った(光が走る)
strong wind /strɔːŋ wɪnd/ 強風
shook /ʃʊk/ 揺れた(shakeの過去形)
red eyes shone brightly /red aɪz ʃoʊn ˈbraɪtli/ 赤い目が輝いた
smelled /smeld/ においをかいだ(smellの過去形)
rushed to /rʌʃt tuː/ ~に駆け寄った
snoring /ˈsnɔːrɪŋ/ いびき
asleep /əˈsliːp/ 眠っている
The time has come /ðə taɪm hæz kʌm/ 時が来た
took out /tʊk aʊt/ 取り出した
sword /sɔːrd/ 剣
quietly /ˈkwaɪətli/ 静かに
cut off /kʌt ɔːf/ 切り落とす
one by one /wʌn baɪ wʌn/ 一つずつ
fight back /faɪt bæk/ 反撃する
too drunk to fight /tuː drʌŋk tuː faɪt/ 酔いすぎて戦えない
flowed into /floʊd ˈɪntuː/ ~に流れ込んだ
bright red /braɪt red/ 真っ赤な
beautiful sword /ˈbjuːtɪfəl sɔːrd/ 美しい剣
gave it to /ɡeɪv ɪt tuː/ ~にそれを与えた
married /ˈmærid/ 結婚した
built a palace /bɪlt ə ˈpælɪs/ 宮殿を建てた
lived in /lɪvd ɪn/ ~に住んだ
🔹全文日本語訳
アマテラス、大陽の女神が洞窟から出てきて、すべてが再び平和になりました。
しかし、一つ問題がありました。それは、彼女の乱暴な弟スサノオの存在でした。
神々は彼に怒り、天の上の国から去るように命じました。
ある日、スサノオは天の下の国、出雲という場所にいました。
そこで彼は、川を流れる箸を見つけました。
「川の上流に人が住んでいるに違いない」と思い、川沿いを歩いていくと、小さな家がありました。
中から泣き声が聞こえてきます。
そこには、山の神の子アシナヅチとその妻、そして娘のクシナダヒメがいました。
スサノオが泣いている理由を尋ねると、アシナヅチは言いました。
「私は八人の娘を持っていましたが、“ヤマタノオロチ”という蛇が毎年一人ずつ食べてしまうのです。
今残っているのはクシナダヒメだけですが、その蛇が今年も来て彼女を食べてしまうでしょう。
だから泣かずにはいられないのです。」
ヤマタノオロチは、八つの頭と八つの尾を持つ巨大な蛇でした。
その腹は血で滴り、真っ赤な目は常に獲物を探していました。
スサノオは言いました。
「私がその蛇を倒してやろう。その代わり、娘を私の妻にくれ。」
アシナヅチは同意しました。娘の命を救えるなら何でもするつもりでした。
スサノオは戦いの準備をしました。
アシナヅチに強い酒(日本酒)をたくさん用意させ、八つの入り口を持つ柵を作り、
それぞれの入り口に酒を入れた器を置きました。
蛇を酔わせてから倒すつもりだったのです。
家族を安全な場所に隠した時、空が暗くなり、稲妻が走り、風が吹き荒れ、大地が揺れました。
暗闇の中で十六の赤い目が光り、ヤマタノオロチが現れました。
蛇は酒の匂いをかぎ、器の方へ突進しました。
八つの頭が酒を飲み始め、やがていびきをかき始めました。蛇は眠り込んだのです。
「時が来た!」
スサノオは剣を抜き、静かに近づいて、頭を一つずつ切り落としました。
何頭かは反撃しようとしましたが、酔って戦うことができませんでした。
蛇の血が川に流れ込み、川は真っ赤に染まりました。
蛇の体を切っていると、尾の中から一本の美しい剣が出てきました。
スサノオはそれを姉の太陽の女神アマテラスに捧げました。
その後、スサノオはクシナダヒメと結婚し、宮殿を建て、出雲で暮らしました。