ブログ記事より抜粋ラジオビジネス英語 25/10/24(金)I1-P4 Leonard Slatkin レナード・スラットキン
approach əˈproʊtʃ 取り組み方、方法
rehearse rɪˈhɜːrs リハーサルをする、練習する
orchestra ˈɔːrkɪstrə オーケストラ
music director ˈmjuːzɪk dəˈrɛktər 音楽監督
job dʒɑːb 仕事、役割
try to do traɪ tə duː ~しようと努める
listen to ˈlɪsən tuː ~を聴く
sound saʊnd 音がする、~に聞こえる
rehearsal rɪˈhɜːrsəl リハーサル、練習
make adjustments meɪk əˈdʒʌstmənts 調整を行う
speed spiːd 速度、テンポ
emphasis ˈɛmfəsɪs 強調、重点
phrase freɪz フレーズ、句
once wʌns 一度~したら
change tʃeɪndʒ 変える
for example fɔːr ɪɡˈzæmpl 例えば
piece piːs 曲、作品
jazz dʒæz ジャズ
swing swɪŋ スウィングする、リズムに乗る
style staɪl スタイル、様式
the better 〜 the less ðə ˈbɛtər ðə lɛs ~が良いほど~しなくてよい
sound like saʊnd laɪk ~のように聞こえる
great orchestra ɡreɪt ˈɔːrkɪstrə 優れたオーケストラ
comfortable ˈkʌmftərbəl 心地よい、快適な
present prɪˈzɛnt 示す、提示する
concentration ˌkɑːnsənˈtreɪʃən 集中
technical means ˈtɛknɪkəl miːnz 技術的手段
concerned about kənˈsɜːrnd əˈbaʊt ~を気にかけている
precise prɪˈsaɪs 正確な
accurate ˈækjərət 精密な、正確な
interested in ˈɪntrəstɪd ɪn ~に興味を持つ
adjust to əˈdʒʌst tuː ~に合わせる、順応する
precision prɪˈsɪʒən 精度、正確さ
need for niːd fɔːr ~の必要性
style of the music staɪl əv ðə ˈmjuːzɪk 音楽のスタイル
🔸全文の日本語訳
柴田:
オーケストラとリハーサルをするとき、どんなアプローチを取るのですか?
レナード・スラットキン:
音楽監督の仕事は、2つのことを行うことだと思います。
1つは、オーケストラの演奏を聴いて、どのように響くかを確かめることです。
ですから、私の最初のリハーサルではいつもこう言います。
「この曲を演奏してみましょう。私は何も言いません。あなたたちの音を聴かせてください。」
その後で、調整を行います。
時には音楽のテンポかもしれませんし、あるフレーズのどこを強調するかかもしれません。
でも、オーケストラの音がわかれば、あまり変えたくはありません。
たとえば、もし私たちがガーシュウィンの《パリのアメリカ人》を演奏しているなら、
それはとてもアメリカ的で、ジャズ要素が多い曲です。
その場合、「ここでは少しスウィングしましょう。
“タタタタタタタター”ではなく、“ダダウンダウンダンダダダー”の感じで」と言うかもしれません。
でもそれは音の問題ではなく、スタイルの問題です。
そして、オーケストラのレベルが高ければ高いほど、私はその音を変えたくないと思います。
どうして私がベルリン・フィルハーモニーに行って、
「ニューヨーク・フィルのように聞こえるようにしてほしい」と言う必要があるでしょう?
そんなことはありません。
偉大なオーケストラは、そのオーケストラらしい音であるべきです。
それが私の仕事です。
私はオーケストラが示すものに快適さを感じなければなりません。
NHK交響楽団の場合、技術的な面に非常に集中しています。
彼らは正確さを非常に重視していますが、私たちが話したようなスタイルの概念にも関心を持っています。
ですから、私は彼らの「精度へのこだわり」に合わせ、
彼らは私の「音楽のスタイルの変化へのこだわり」に合わせてくれるのです。