ブログ記事より抜粋
Enjoy Simple English 25/10/21(火)Tanuki Money たぬきの札
suddenly /ˈsʌdənli/ 突然
knock on /nɑːk ɑːn/ ~をノックする
go away /ɡoʊ əˈweɪ/ 立ち去る
late /leɪt/ 遅い
raccoon dog /rəˈkuːn dɔːɡ/ タヌキ
help /hɛlp/ 助ける
get away /ɡɛt əˈweɪ/ 逃げる
children /ˈtʃɪldrən/ 子どもたち
stew /stjuː/ シチュー
thank /θæŋk/ 感謝する
save /seɪv/ 救う
anything /ˈɛniˌθɪŋ/ 何でも
let me see /lɛt mi siː/ ええと、そうですね
change into /ˈtʃeɪndʒ ˈɪntuː/ ~に変わる
different things /ˈdɪfrənt θɪŋz/ さまざまなもの
have to /ˈhæf tuː/ ~しなければならない
order /ˈɔːrdər/ 注文する
sake /ˈsɑːkeɪ/ 酒(日本酒)
shop owner /ʃɑːp ˈoʊnər/ 店主
collect /kəˈlɛkt/ 集金する
turn back /tɜːrn bæk/ 元に戻る
pay for /peɪ fɔːr/ ~の代金を払う
tomorrow morning /təˈmɑːroʊ ˈmɔːrnɪŋ/ 明日の朝
tail /teɪl/ しっぽ
wallet /ˈwɑːlɪt/ 財布
scared /skɛrd/ 怖い
wait a little longer /weɪt ə ˈlɪtl ˈlɔːŋɡər/ もう少し待つ
come to collect /kʌm tu kəˈlɛkt/ 集金に来る
change (money) /tʃeɪndʒ/ お釣り
leave /liːv/ 去る
after about an hour /ˈæftər əˈbaʊt ən ˈaʊər/ 約1時間後に
terrible /ˈtɛrəbəl/ ひどい
check if /tʃɛk ɪf/ ~かどうか確かめる
turn around /tɜːrn əˈraʊnd/ 回す、振り向く
coin purse /kɔɪn pɜːrs/ 小銭入れ
bite /baɪt/ かむ
hole /hoʊl/ 穴
escape /ɪˈskeɪp/ 逃げる
glad /ɡlæd/ うれしい
present /ˈprɛzənt/ プレゼント
wonderful /ˈwʌndərfəl/ すばらしい
ある晩、男が家にいると、突然誰かがドアをノックした。
「帰れ! もう遅いぞ。」
「旦那様、私です。今日の午後、公園で子どもたちから逃げるのを助けてくださったタヌキです。あの子たちは私を食べようとしていたんです。」
「ははは。タヌキ汁を食べたかったんだな。で、どうしたんだい?」
「助けていただいたお礼をしたくて。何かお手伝いできることはありませんか?」
「うーん、そうだな。タヌキは何かに変身できるんだろう?」
「はい。でも、知っているものにしか変身できません。」
「じゃあ、1万円札に変われるか? 酒屋にたくさん酒を注文したが、支払うお金がないんだ。明日の朝、店主が集金に来る。」
「なるほど。1万円札に変身できますが、しばらくすると元のタヌキに戻ってしまいます。」
「それで構わん。店主に支払ったあとで戻ってくれればいい。」
「わかりました。では、いつ変身すれば?」
「明日の朝だ。」
翌朝、タヌキは1万円札に変身した。
「おい、なんでお前の顔が札に描かれてるんだ? しかも尻尾まであるじゃないか。本物の1万円札みたいにできるか?」
「もちろんです。」
「ああ、それでいい。本物そっくりだ。」
「どうした?」
「何度も私をひっくり返すので、気分が悪くなりました。」
「すまんすまん。さて、財布に入れておこう。」
「狭くて怖いです。」
「静かに。もう少しの辛抱だ。酒屋がすぐ来る。」
「こんにちは。ご注文のお酒代をいただきに参りました。」
「こんにちは。いくらですか?」
「8,500円です。」
「1万円あります。お釣りは取っておいてください。」
「本当ですか? ありがとうございます。」
店主が去ってから1時間ほどして、タヌキが戻ってきた。
「もう戻ったのか? どうだった?」
「ひどかったです。店主はあなたが1万円持っているなんて信じませんでした。だから札が本物か確かめるために、私を何度も何度も回したんです。気分が悪くなりました。」
「なんてことだ。」
「それに、小銭入れに押し込まれてしまって。とても狭かったので、穴を開けて逃げてきました。」
「無事でよかった。」
「それと、プレゼントを持ってきました。」
「本当か? 何だい?」
「本物の1万円札です。」
「すごい! お前は本当に素晴らしいタヌキだ。また酒が買えるぞ!」