ニュースで学ぶ現代英語 25/5/28(水)新ローマ教皇にレオ14世
ニュースで学ぶ現代英語。MCのトラウデン直美です。今回の講師は上智大学教授でアメリカの政治外交がご専門の前嶋和弘さんです。
前嶋和弘です。どうぞよろしくお願いいたします。
Hello, this is Tom Cane. Thanks for tuning in.
さあ、今回の話題は特殊な選挙の方法に驚いた方も多いのではないでしょうか? 取り上げるのはNHKワールドジャパンで5月9日に放送されたこちらです。
FIRST AMERICAN POPE, LEO XIV
First American Pope, Leo the 14th.
初めてのアメリカ人のローマ教皇、レオ14世。 新しいローマ教皇を決める選挙、コンクラーベで、アメリカ出身の枢機卿が選ばれ、レオ14世と名乗ることが発表された。(First American Pope, Leo XIV. During the conclave, the election that will determine the new Pope, it was announced that a cardinal from the United States has been elected and will take the name Leo XIV.)
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leading /ˈliː.dɪŋ/ 率いる、指導する
Roman Catholic /ˈrəʊ.mən ˈkæθ.lɪk/ ローマ・カトリック(教会)
cardinal /ˈkɑː.dɪ.nəl/ 枢機卿(すうききょう)
chosen /ˈtʃəʊ.zən/ 選ばれた(choose の過去分詞)
conclave /ˈkɒn.kleɪv/ 教皇選出会議
pope /pəʊp/ 教皇
consensus /kənˈsen.səs/ 意見の一致、総意
billow /ˈbɪl.əʊ/ もうもうと立ち上る、膨らむ
chapel /ˈtʃæp.əl/ 礼拝堂
pontiff /ˈpɒn.tɪf/ 教皇(正式・尊敬語)
citizen /ˈsɪt.ɪ.zən/ 市民、国民
excited /ɪkˈsaɪ.tɪd/ 興奮して、うれしい
rep (reputation) /rep/ 評判(口語)
experts /ˈek.spɜːts/ 専門家たち
ties /taɪz/ つながり、関係
Latin America /ˌlæt.ɪn əˈmer.ɪ.kə/ ラテンアメリカ
vote /vəʊt/ 投票
citizenship /ˈsɪt.ɪ.zən.ʃɪp/ 市民権、国籍
hail from /heɪl frəm/ ~出身である
region /ˈriː.dʒən/ 地域
population /ˌpɒp.jəˈleɪ.ʃən/ 人口、住民
熟語・表現 意味
for the first time 初めて
lead the church 教会を率いる
was chosen by ~によって選ばれた
reach a consensus 合意に達する
white smoke billowed 白煙がもうもうと立ち上った(教皇選出の合図)
served as ~として務めた
get a bad rep 悪い評判を受ける
ties to ~とのつながり、関係
hailed from ~出身だった
large Catholic population 多数のカトリック人口
歴史上初めて、アメリカ人がローマ・カトリック教会を率いることになりました。
枢機卿ロバート・フランシス・プレヴォスト氏が教皇選出会議(コンクラーヴェ)によって選ばれ、「教皇レオ14世」という名を取りました。
世界中から集まった133人の枢機卿が、選出2日目で合意に達しました。
木曜の午後遅く、システィーナ礼拝堂から白煙が立ち上がりました。
新しい教皇は69歳で、シカゴ出身です。
ペルー北部のチクラーヨ市で司教として務め、2023年に枢機卿に任命されました。
(アメリカ市民の声)
「わくわくしています。今、私たちの人生のこの時期にアメリカ人の教皇が誕生したことに本当に興奮しています。アメリカの評判が落ちている時期ですから。」
専門家によれば、彼のラテンアメリカとのつながりが選出に有利に働いた可能性があります。
レオ教皇はペルーで長年過ごし、ペルー国籍も持っています。
前教皇フランシスも同じくラテンアメリカ出身で、この地域には多くのカトリック教徒がいます。