ニュースで学ぶ現代英語 25/5/30(金)今週のスピーキング練習
ニュースで学ぶ現代英語 MCのトラウデン直美です。 今回の講師は上智大学教授で政治学者の前島和弘さんです。
前島和弘です。 ご自身で学ぶ時、口に出していくとより効果的かもしれません。
Greetings, Tom Kain here. It’s great to have you with us.
今回は、こちら。
-Friday Speaking Circle
毎週金曜日は、今週の水曜日と木曜日のニュースの内容をもとにして、SpeakingやDiscussionに使える表現を練習します。
Discussion Toolbox このコーナーでは、ディスカッションで使える表現を学びます。 まず今週紹介したニュースのセンテンスの一部を読み上げます。 今週水曜は、NHKワールドジャパンで5月9日に放送されたこちらのニュースを紹介しました。
First American Pope, Leo the 14th For the first time in history, an American will be leading the Roman Catholic Church.
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dual pricing /ˈduːəl ˈpraɪsɪŋ/ 外国人と国内人で異なる価格設定(二重価格)
unfair /ʌnˈfɛər/ 不公平な
equality /ɪˈkwɒləti/ 平等
tourism industry /ˈtʊərɪz(ə)m ˈɪndəstri/ 観光産業
ties /taɪz/ 関係、つながり
foreign visitors /ˈfɒrən ˈvɪzɪtərz/ 海外からの観光客
local taxes /ˈloʊkəl ˈtæksɪz/ 地方税
support /səˈpɔːrt/ 支える、支援する
maintenance /ˈmeɪntənəns/ 保守、維持
discrimination /dɪˌskrɪmɪˈneɪʃən/ 差別
not necessarily /nɒt ˌnɛsəˈsɛrɪli/ 必ずしも〜ではない
multilingual guides /ˌmʌltiˈlɪŋɡwəl ɡaɪdz/ 多言語対応のガイド
dedicated support /ˈdɛdɪkeɪtɪd səˈpɔːrt/ 専用のサポート
go along with /ɡəʊ əˈlɒŋ wɪð/ 賛成する、一緒に進める
got across /ɡɒt əˈkrɒs/ 伝わった
strategy /ˈstrætədʒi/ 戦略
discussion /dɪˈskʌʃən/ 議論
bring back into /brɪŋ bæk ˈɪntuː/ (話題に)戻す、再び巻き込む
invite to help out /ɪnˈvaɪt tə hɛlp aʊt/ 助けを求める
foundation /faʊnˈdeɪʃən/ 基盤
pretend /prɪˈtɛnd/ ~のふりをする
correct me if I’m wrong /kəˈrɛkt mi ɪf aɪm rɒŋ/ 間違っていたら訂正してください
前半(MaeshimaとTomの会話)
前島:
「うーん。私は外国人向けの二重価格制度は不公平だと思います。それは平等の理念に反しており、日本のイメージや観光産業、そして他国との関係を損なう可能性があります。」
トム:
「なるほど、でも外国人観光客は地元の観光地を支えるための地方税を払っていません。だから少し多く支払ってもらうのは、維持管理などに役立つ、公平で理にかなった方法だと思います。」
前島:
「でも、出身地に基づいてルールを分けるのって、差別だと見られませんか?」
トム:
「必ずしもそうとは限りません。もしその制度が明確に説明されていて、多言語ガイドや外国人観光客向けの専用サポートなどの追加サービスが付いていれば、人々も納得してくれるはずです。」
前島:
「では、リスナーの皆さんはどう思いますか?」
後半(ナレーターの解説)
「そして、皆さんの考えは私と前島さんにもとてもよく伝わりました。ひとつ、とても良いテクニックがあります。ディスカッションの中で、誰かが言ったことに賛成したいとき、『前島さんが言ったように』という言い方をすると効果的です。そうすると、その人をもう一度議論の中に巻き込むことができ、その人もより注意して聞いてくれるようになります。そして、もし自分がミスしたり間違ったことを言ったときに、助け舟を出してくれる可能性もあります。そのアイデアがどこから来たのかを示すことで、より良い議論の基盤ができます。自分だけの考えだと装わずに、『あなたはこう言っていましたよね。もし違っていたら訂正してください』と言うと、すごく良い方法になります。」