ブログ記事の抜粋
Enjoy Simple English 26/2/6(金)The Eight Satomi Warriors – Episode 1 The Eight Crystal Balls「南総里見八犬伝」第1話 「八つの玉」
Muromachi period /ˌmʊərəˈmɑːtʃi/ 室町時代
leader /ˈliːdər/ 指導者、支配者
province /ˈprɒvɪns/ 州、地方
prefecture /ˈpriːfektʃər/ 県
grow into ~ /ɡroʊ ˈɪntuː/ ~に成長する
weak /wiːk/ 弱い
mysterious /mɪˈstɪəriəs/ 謎めいた
unfortunate /ʌnˈfɔːrtʃənət/ 不運な
be born under ~ /bɔːrn ˈʌndər/ ~のもとに生まれる
charm /tʃɑːrm/ お守り
protect /prəˈtekt/ 守る
crystal ball /ˈkrɪstl bɔːl/ 水晶玉
necklace /ˈnekləs/ ネックレス
suddenly /ˈsʌdnli/ 突然
Chinese character /ˌtʃaɪˈniːz ˈkærəktər/ 漢字
characteristic /ˌkærəktəˈrɪstɪk/ 特徴、性質
be about to ~ /əˈbaʊt tuː/ ~しようとしている
battle /ˈbætl/ 戦い
enemy /ˈenəmi/ 敵
pet dog /pet dɒɡ/ 飼い犬
in one’s mouth /ɪn wʌnz maʊθ/ 口にくわえて
kill /kɪl/ 殺す
succeed /səkˈsiːd/ 成功する
promise /ˈprɒmɪs/ 約束
disappear /ˌdɪsəˈpɪər/ 消える
fiancé /fiˈɒnseɪ/ 婚約者
bullet /ˈbʊlɪt/ 弾丸
breathing /ˈbriːðɪŋ/ 呼吸している
spirit /ˈspɪrɪt/ 魂、精神
take one’s last breath /teɪk wʌnz læst breθ/ 最期の息を引き取る
break apart /breɪk əˈpɑːrt/ バラバラになる
in eight directions /ɪn eɪt dɪˈrekʃənz/ 八方へ
私は室町時代の物語をあなたに話そうと思います。
その当時、里見義実は安房国の領主でした。現在その地域は千葉県の一部です。義実には一人の娘と一人の息子がいました。16歳の娘・伏姫は、花のように美しかったのです。
「愛しい伏姫よ。お前が美しい女性に成長してくれて本当にうれしい。
幼い頃のお前はとても弱かったな。ある日、不思議な老人がお前を見てこう言った。
『この子は不運な星のもとに生まれた』と。」
そこで老人は、お前を守るための特別なお守りを授けてくれた。
それがその水晶玉のネックレスだ。すると突然、お前は健康になった。
ネックレスの八つの玉には漢字が刻まれている。仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌。
それらは人として大切な八つの徳を表している。
父は、これが娘と話す最後の機会になるかもしれないと考えていた。
彼は戦へ行こうとしており、死ぬ覚悟をしていたのだ。
そのとき……
「八房か?」
八房は伏姫の飼い犬だった。義実は驚いた。
犬は口に何かをくわえていた。
「それは何だ?」
それは義実の敵の首だった。
八房は敵将を討ち取り、それを義実のもとへ持ち帰ったのだ。
そのとき義実は、あることを思い出した。
「昨日、八房に言ったな。
『良い犬なら、私の敵を討て。成功したら伏姫をやろう』と。
本当にやり遂げたのか……」
伏姫の母は泣きに泣いた。
そしてついに、伏姫は言った。
「父上、約束は守らねばなりません。私は八房と共に行きます。」
八房は伏姫を背に乗せ、姿を消した。
一年後、義実は伏姫を探して山中にいた。
そのとき、二発の銃声が聞こえた。
義実が音の方へ駆け寄ると、若い侍がいた。
「大助か?」
大助は伏姫の婚約者だった。
「犬を撃ったのですが、弾は伏姫にも当たってしまいました。
私は腹を切ります。」
「見ろ、大助! まだ息がある。」
伏姫は目を開けた。
「父上、たとえ私が死んでも、魂はいつまでも里見家をお守りします。」
そう言って伏姫は最期の息を引き取った。
するとネックレスは砕け、八つの水晶玉は八方へ飛び散った。