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Enjoy Simple English 25/6/5(木)I Lost My Pet ペットロスから立ち直れない


Enjoy Simple English 25/6/5(木)I Lost My Pet ペットロスから立ち直れない
Enjoy Simple English. 森崎ウィンです。毎週木曜日にお送りするのは、Answers from Philosophers 哲学者からの答え。今日の悩みは、I lost my pet. ペットの愛犬を亡くし、悲嘆に暮れているという少年からの相談です。フロイトが悲しみのプロセスを紹介してくれます。では早速聞いてみましょう。Let’s 哲学!


philosopher /fəˈlɒsəfər/ 哲学者
philosophy /fəˈlɒsəfi/ 哲学
worry / worries /ˈwɜːri/ 心配、悩み
junior high school /ˈdʒuːniər haɪ skuːl/ 中学校
ever since /ˈevər sɪns/ ~以来ずっと
feel like doing /fiːl laɪk ˈduːɪŋ/ ~する気がする
grow up /ɡroʊ ʌp/ 成長する
miss /mɪs/ 恋しく思う、会いたい
totally /ˈtoʊtəli/ 完全に
understand /ˌʌndərˈstænd/ 理解する
a big part of /ə bɪɡ pɑːrt əv/ ~の大きな一部
great thinker /ɡreɪt ˈθɪŋkər/ 偉大な思想家
sadness /ˈsædnəs/ 悲しみ
process /ˈprɑːses/ 過程、プロセス
someone special /ˈsʌmwʌn ˈspeʃəl/ 特別な誰か
recover /rɪˈkʌvər/ 回復する
loss /lɔːs/ 喪失
natural /ˈnætʃrəl/ 自然な
emotion /ɪˈmoʊʃən/ 感情
experience /ɪkˈspɪəriəns/ 経験する
dream /driːm/ 夢を見る
process (verb) /ˈprɑːses/ 処理する
move forward /muːv ˈfɔːrwərd/ 前進する
put distance between /pʊt ˈdɪstəns bɪˈtwiːn/ 距離を置く
powerful feeling /ˈpaʊərfl ˈfiːlɪŋ/ 強い感情
softer feeling /ˈsɔːftər ˈfiːlɪŋ/ 穏やかな感情
explain /ɪkˈspleɪn/ 説明する
accept reality /əkˈsept riˈæləti/ 現実を受け入れる
go through /ɡoʊ θruː/ 経験する
live /lɪv/ 生きる
quieter sadness /ˈkwaɪətər ˈsædnəs/ 静かな悲しみ
memory /ˈmeməri/ 思い出
strength to move on /streŋθ tə muːv ɒn/ 前に進む力
experience a process /ɪkˈspɪəriəns ə ˈprɑːses/ 過程を経験する

こんにちは、みなさん。哲学者からの答えコーナー、トムと小林翔平です。翔平さんは哲学にとても詳しいので、あなたの悩みに答えるお手伝いができると思います。今日は中学生の男の子からメッセージが届いています。
「どんな悩みでしょうね。」
「僕は拓真です。愛犬のチョコが亡くなってから、何もする気が起きません。とても悲しいです。一緒に育ち、毎日遊んでいました。本当に会いたいです。どうすればいいでしょうか?」
「拓真くん、ワンちゃんのことを聞いて本当に残念です。その気持ちはとてもよくわかります。私も猫が亡くなったとき、すごく悲しかったです。彼は家族の大切な一員でした。翔平さん、拓真くんを助けられる人はいますか?」
「はい、ジークムント・フロイトです。彼は哲学者ではありませんが、偉大な思想家です。」
「その名前、聞いたことがあります。」
「きっとあるでしょう。フロイトはこう言いました。『悲しみは一つのプロセス(過程)だ』と。」
「プロセス?もっと教えてください。」
「彼はこう言っています。『大切な人を失ったとき、人は悲しみのプロセスを経験する』と。最初の段階は、失った悲しみをしっかり感じること。次の段階は、少しずつその喪失から回復していくことです。」
「なるほど、時間がかかるんですね。」
「そうです。大切な誰かがいなくなったとき、長く悲しむのは自然なことです。誰かを愛することにたくさんのエネルギーを使います。だから、すぐに止めることはできないのです。ペットがいなくなっても、その感情はすぐには消えません。今、あなたは『愛』と『悲しみ』という2つの感情を経験しています。」
「それは本当です。私も猫が死んでから、長い間夢に見ました。」
「夢はあなたが悲しみを処理する手段だったのです。感情が変化して前に進むために、その時間が必要でした。もうこれ以上つらくなれないと感じたとき、感情との間に距離を置けるようになります。強い感情は、穏やかな感情に変わります。」
「なるほど。自分自身に状況を説明していたんですね。現実を受け入れる必要があったんだ。」
「つらかったでしょう。」
「ええ。でも、人はそのすべてを乗り越えると、『生きなければ』と理解します。大切な存在はいなくなっても、その人を愛していた自分は今もここにいます。まだ悲しみはありますが、それは次第に静かで穏やかなものに変わります。2人の時間は素敵な思い出になります。」
「拓真くん、これが私たちの答えです。悲しいと感じるのは自然なことです。もうこれ以上悲しめないというところまで悲しんでください。そして、悲しみの底にたどり着いたとき、前に進む力が見つかるはずです。」
「そう、それは経験しなければならない大切なプロセスです。」
「また会いましょう。」

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