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Enjoy Simple English 25/7/2(水)Becoming Muslim イスラム教徒になった元軍人


Enjoy Simple English 25/7/3(木)How Can I Stop Being Angry at My Husband? 夫へのイライラが止まらない
Enjoy Simple English 森崎ウィンです。
毎週水曜日は2023年度に放送したAmazing Stories。
世界各地のちょっと驚くお話をお届けします。
今日のお話は Becoming Muslim。ムスリムはイスラム教徒のことです。

plan /plæn/ 計画する
kill /kɪl/ 殺す
community /kəˈmjunəti/ 地域社会
soldier /ˈsoʊldʒər/ 兵士
Iraq /ɪˈrɑːk/ イラク
Afghanistan /æfˈɡænɪˌstæn/ アフガニスタン
enemy /ˈɛnəmi/ 敵
bother /ˈbɑːðər/ 悩ます、気に障る
mosque /mɑsk/ モスク(イスラム教の礼拝所)
warmly /ˈwɔrmli/ 温かく
hug /hʌɡ/ 抱きしめる
problem /ˈprɑːbləm/ 問題
alone /əˈloʊn/ ひとりで
tattoo /tæˈtuː/ タトゥー
continue /kənˈtɪnju/ 続ける
invite /ɪnˈvaɪt/ 招く、招待する
dinner /ˈdɪnər/ 夕食
difficulty /ˈdɪfɪkəlti/ 困難
stressed /strɛst/ ストレスを感じる
experience /ɪkˈspɪriəns/ 経験
inspire /ɪnˈspaɪər/ 奮い立たせる、刺激を与える
kindness /ˈkaɪndnəs/ 親切
speech /spiːʧ/ スピーチ
make friends /meɪk frɛndz/ 友達を作る
plan to ~ /plæn tu/ ~する計画を立てる
give thanks /ɡɪv θæŋks/ 感謝する
show kindness /ʃoʊ ˈkaɪndnəs/ 親切を示す
change one’s way of thinking /ʧeɪnʤ wʌnz weɪ əv ˈθɪŋkɪŋ/ 考え方を変える
feel alone /fiːl əˈloʊn/ 孤独を感じる
give a speech /ɡɪv ə spiːʧ/ スピーチを行う
around the country /əˈraʊnd ðə ˈkʌntri/ 国中で
angry man /ˈæŋɡri mæn/ 怒れる男
once planned to ~ /wʌns plænd tu/ かつて~する計画を立てた
feel like ~ing /fiːl laɪk/ ~したい気分になる
help someone /hɛlp ˈsʌmwʌn/ ~を助ける
less angry /lɛs ˈæŋɡri/ 怒りが減る
big thing /bɪɡ θɪŋ/ 大きな課題、使命

もしあなたの新しい友達が、かつてあなたの家族や友達を殺そうと計画していたと知ったら、どうしますか? それでもその人に親切にできますか?
今日は、問題を抱えた怒れる男性と、それを助けたコミュニティについての驚くべき話をお伝えします。

リチャード・マッキニーは 25 年間兵士として、イラクやアフガニスタンで戦いました。そのため、すべてのムスリムは敵だと信じ込んでいました。アメリカの、そして自分の小さな町にムスリムが住んでいるのが気に障っていました。
特に娘から、クラスにムスリムの少年がいると聞いたときには、ひどく怒りました。

「この街にはムスリムは必要ないと、みんなに示してやる」
そう決意し、自分の街の小さなモスクを爆破しようとしました。
ある日、モスクへ行って嘘をつきました。「イスラムについて学びたい」と。
しかし、そこで予想外のことが起こります。

彼はモスクで温かく迎えられ、ある男性にハグまでされました。
リチャードは、人々がとても親切で驚きました。
当時の彼はムスリムに対して怒りを抱いていましたが、それだけではなく、兵士時代に築いた親しい友達のグループを離れたことで孤独を感じていたのです。
ときには自殺を考えるほどでした。

しかし、モスクに通ううちに、それがすべて変わりました。
モスクの人々はとても幸せで、本当にフレンドリーで、自分にはそれが必要だったのだと感じました。
その後、リチャードはモスクに通い続けました。
タトゥーを入れた大柄な彼を怖がって来なくなる人もいましたが、モスクを作るのに関わったビビ・バラミさんは親切に接し続けました。
彼女は何度もリチャードを夕食に招き、話を聞きました。
彼女は「困っている人やストレスを抱えている人に親切にすべきだと思います」と語りました。

リチャードがモスクを訪れる回数が増えるにつれ、だんだん怒りがなくなっていきました。
新しい友達ができ、軍隊でのつらい経験について話せるようになりました。
モスクの人々が彼の爆破計画を知ったときは信じられませんでしたが、リチャードと話をする中で、なぜそこまで怒っていたのか理解できました。
最初にモスクを訪れてから 1 年も経たないうちに、リチャードはイスラム教徒になり、孤独ではなくなりました。

今ではリチャードは国中を回り、自分の経験について講演をしています。
彼は「今の自分の大きな使命は、憎しみを止めることです」と言います。
コミュニティのムスリムたちはリチャードに親切を示し、それが彼の考え方を変えました。
そして今、彼は他の人にも同じことをするようにとインスピレーションを与えています。

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