お問い合わせは、itfujii_yahoo.co.jp アンダーバーを@に変更して

Enjoy Simple English 26/1/9(金)Sansho-dayu – Episode 1 The Parting 『山椒大夫』 第1話 「別れ」


ブログ記事からの抜粋
Enjoy Simple English 26/1/9(金)Sansho-dayu – Episode 1 The Parting 『山椒大夫』 第1話 「別れ」
group /ɡruːp/ 集団
walk down /wɔːk daʊn/ (道などを)歩いて進む
by the sea /baɪ ðə siː/ 海のそばで
present-day /ˌpreznt deɪ/ 現在の
prefecture /ˈpriːfektʃər/ 県
servant /ˈsɜːrvənt/ 使用人
local /ˈloʊkl/ 地元の
pass by /pæs baɪ/ 通り過ぎる
Excuse me /ɪkˈskjuːz miː/ すみません
somewhere /ˈsʌmwer/ どこか
unfortunately /ʌnˈfɔːrtʃənətli/ 残念ながら
stranger /ˈstreɪndʒər/ 見知らぬ人
buy and sell /baɪ ænd sel/ 売買する
stay under the bridge /steɪ ˈʌndər ðə brɪdʒ/ 橋の下で泊まる
blanket /ˈblæŋkɪt/ 毛布
reach /riːtʃ/ 到着する
get dark /ɡet dɑːrk/ 暗くなる
pray /preɪ/ 祈る
finally /ˈfaɪnəli/ ついに
strong-looking /strɔːŋ ˈlʊkɪŋ/ 強そうな
patrol /pəˈtroʊl/ 見回る
feel sorry for /fiːl ˈsɑːri fɔːr/ ~を気の毒に思う
traveler /ˈtrævələr/ 旅人
safe /seɪf/ 安全な
kindness /ˈkaɪndnəs/ 親切
sea route /siː ruːt/ 海路
dangerous /ˈdeɪndʒərəs/ 危険な
mountain /ˈmaʊntn/ 山
instead /ɪnˈsted/ その代わりに
wallet /ˈwɑːlɪt/ 財布
drop /drɑːp/ 落とす
appear /əˈpɪr/ 現れる
head (方向へ) /hed/ ~へ向かう
trick /trɪk/ だます
shout /ʃaʊt/ 叫ぶ
dearest /ˈdɪrɪst/ 最愛の
Buddhist statue /ˈbuːdɪst ˈstætʃuː/ 仏像
take care of /teɪk ker ʌv/ ~を大切にする
promise /ˈprɑːmɪs/ 約束する
wave /weɪv/ 波
cry /kraɪ/ 叫び声
take away /teɪk əˈweɪ/ 奪い去る
under the sky /ˈʌndər ðə skaɪ/ 空の下で

越後、つまり現在の新潟県の海沿いの道を、4人の人々が歩いていました。
安寿は14歳で、弟の厨子王は12歳でした。母親は30歳ほどで、女の使用人も一緒でした。
地元の女性が通りかかったとき、使用人が彼女に尋ねました。
「すみません。今夜泊まれるところはありませんか?」
「残念ながらありません。最近は、人を売り買いする悪い男たちがいるので、見知らぬ人を家に泊められないのです。今夜はあそこの橋の下でお休みなさい。後で毛布を持ってきます。」
橋に着いたころには、暗くなり始めていました。母親と使用人はとても怖がっていました。彼女たちは、その親切な女性が戻ってくるよう祈りました。
ついに誰かが来ましたが、その女性ではありませんでした。強そうな男でした。
「私はよくこの辺りを見回っています。泊まる場所のない旅人が気の毒でね。よければ、私の家に来て温かい食事をしませんか。」
使用人は行きたがりませんでしたが、母親は子どもたちのために、安全な場所と食事を望みました。
「親切にありがとうございます。夫は九州へ行ったので、私たちは彼を探しに向かっています。船で行くべきか、それとも歩き続けるべきか、ご存じですか?」
男は答えました。
「海路を行きなさい。山道は危険です。船を見つけるのを手伝いましょう。」
母親は親切な人に出会えたことを喜びました。部屋代と食事代を払おうとしましたが、男は必要ないと言いました。
その代わりに彼は言いました。
「財布は私が預かりましょう。海に落としたら大変ですから。」
翌朝、男は一行を海へ連れて行きました。すると2艘の船が現れました。男は母親と使用人を一つの船に、子どもたちをもう一つの船に乗せました。
そして、
「よい一日を!」
と言って、すぐに立ち去りました。
船はそれぞれ違う方向へ進み始めました。
母親の船は北へ、子どもたちの船は南へ向かいました。
少年は母に叫びました。
「お母さん!」
しかし、もう遅すぎました。彼らはだまされていたのです。
母親は子どもたちに叫びました。
「さようなら、私の大切な子どもたち!安寿、仏像を決して手放してはいけません!厨子王、お父さんの刀を大切にしなさい。必ず一緒にいなさい!」
「お母さん!」
「お母さん!」
冷たい空の下、波は子どもたちと母親の叫び声を奪い去っていきました。

PAGE TOP