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Enjoy Simple English 25/6/26(木) I Want to Quit My Job 仕事を辞めたい。


Enjoy Simple English 25/6/26(木) I Want to Quit My Job 仕事を辞めたい。
Enjoy Simple English、森崎ウィンです。
毎週木曜日にお届けするのは哲学者からの答え。
今回取り上げるのは、仕事を辞めたいという悩みです。
フランスの哲学者、ドゥルーズの逃走線、Lines of Escapeという考え方が紹介されますよ。
ストーリーの中の currently 現在, possibility 可能性, solveは解決する


philosopher fəˈlɑːsəfər 哲学者
host hoʊst 司会者、ホスト
guide ɡaɪd 案内人、指導者
message ˈmɛsɪdʒ メッセージ、伝言
smartphone apps ˈsmɑːrtˌfoʊn æps スマートフォンアプリ
creative kriˈeɪtɪv 創造的な
decision dɪˈsɪʒən 決定、判断
robot ˈroʊbɑːt ロボット
quit kwɪt やめる、中止する
completely new kəmˈpliːtli nuː 全く新しい
philosopher (Jill Deluze) fəˈlɑːsəfər (ʒɪl dəˈluːz) 哲学者(ジル・ドゥルーズ)
move without moving muːv wɪˈðaʊt ˈmuːvɪŋ 動かずに動く(比喩的表現)
run away in your mind rʌn əˈweɪ ɪn jʊər maɪnd 頭の中で逃げる/精神的に逃避する
lines of escape laɪnz əv ɪˈskeɪp 逃避経路、精神的な逃げ道
outside of your situation ˈaʊtsaɪd əv jʊər ˌsɪtjʊˈeɪʃən 現状の外側
meet up with miːt ʌp wɪð (人と)会う、集まる
marketing department ˈmɑːrkɪtɪŋ dɪˈpɑːrtmənt マーケティング部門
older people ˈoʊldər ˈpiːpəl 高齢者
respect her opinion rɪˈspɛkt hɜːr əˈpɪnjən 彼女の意見を尊重する
actually ˈæktʃuəli 実際に
possibilities ˌpɑːsəˈbɪlətiz 可能性(複数形)
take the time teɪk ðə taɪm 時間を取る
find happiness faɪnd ˈhæpinəs 幸せを見つける

こんにちは。「哲学者たちの答え」へようこそ。ショウヘイとトムがお届けします。
私は司会のトムです。
そして私は、哲学ガイドのショウヘイです。
今日はカオルさんからメッセージをいただきました。
こんにちは。助けてください。
今、スマートフォンアプリを作る会社で3年目の仕事をしています。
この仕事を選んだときは、もっと違うものだと思っていました。
もっと創造的な仕事ができると思っていたのに、
自分の仕事について何一つ決めることができません。
やることを指示されて、それをやるだけです。
ロボットのように感じています。
仕事を辞めたいです。全く新しいことを始めるべきでしょうか?どう思いますか?

うーん、それは解決するのが難しい問題のようですね。
先生に聞いてみましょう。
では、私はカオルさんにジル・ドゥルーズについてお話ししたいと思います。
彼は20世紀の有名なフランスの哲学者です。
ドゥルーズはこう言いました。
「動かずに動け。」
どうやってそんなことができるんですか?
ドゥルーズは、心の中で逃げる方法を見つけなさいと言いました。
同じ場所にいながら、逃げ道(ライン)を見つけるんです。
逃げ道?
はい。それは、自分の状況の外側にある世界とのつながりのようなものです。
では、カオルさんはどうやってそれを見つければいいんですか?
まず、今は仕事を続けたほうがいいです。
その上で、仕事以外の時間にさまざまなことをしてみてください。
昔の友達に会ったり、新しい友達を作ったりして。
そういう人たちと話す中で、新しいアイデアに出会えるでしょう。
そうした新しい考えを使って、つながり=逃げ道を作るんです。
それは将来、役立つかもしれません。
例をあげてもらえますか?
では、例えば、カオルさんが大学時代の友達とコーヒーを飲むとします。
カオルさんは、自分の仕事で今、子ども向けアプリを作っていると話します。
すると、その友達が「それ、うちのおばあちゃんにもいいかも」と言います。
カオルさんはアイデアを得て、それをマーケティング部門の誰かに伝えます。
するとそのアプリは、子どもだけでなく、高齢者にも売れるかもしれないとわかります。
それはワクワクしますね!
会社はそのアイデアを気に入り、実際に売り出します。
売れ行きがよくなると、会社はカオルさんの意見を尊重し始めます。
彼女は同じ仕事をしていても、自分自身をよりよく感じるようになります。
つまり、会社の中で創造的なことをしているんですね。
その通りです。
それが「動かずに動く」ということです。
カオルさん、あなたの答えが見つかりました。
嫌なことから逃げるには、逃げ道(ライン)を見つけてください。
他の可能性について考える時間を取りましょう。
幸せを見つけるために、必ずしも辞める必要はないのです。

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